雙日、ベトナムの學校に毎年20萬本の植林苗木を無償提供
? 獨自の植林プログラムで、緑を育み地域社會の発展に寄與 ?
2009年12月1日
雙日株式會社は、植林活動を通じて地域社會の発展に寄與するためのプログラムをベトナムで立ち上げます。ベトナムの中學?高校を対象にアカシアの苗木を無償で配布し、植林作業によって學生に緑の大切さを學んでもらい、育った木を雙日が購入することで経済活動の成立を実感してもらいます。
雙日は、ベトナムの中部で、地元企業と合弁で3社の木材チップ加工?植林會社を運営しております。そのうちの1社であるビジャチップ?ブンアン社(Vijachip Vung Ang Corporation)を通じて、ベトナム中部のハーティン省キーアン地區にあるおよそ10の中學?高校を対象にアカシアの苗木の無償配布を始めます。來年度には、他2社にも拡大し、雙日グループの植林活動を地元に定著させる計畫です。
配布する苗木は初年度に20萬本を予定しており、來年度以降も継続して行う予定です。苗木を受け取る學校は、裏山などの遊休地を利用して植林活動を行い、生徒に自然環境を守ることの大切さを教えます。雙日からも植林指導者を派遣し、環境教育を実施するほか、當地での植林事業の経済的な意義も説明する予定です。また、植林に必要な肥料も、雙日グループで、ベトナムで肥料を製造販売するジャパン?ベトナム?ファーティライザー社(Japan Vietnam Fertilizer Company)から供給する予定です。
さらに雙日は、成長した木を學校から買い取りチップに加工、製紙原料にします。アカシアの木は、植林後7年で伐採期を迎えます。伐採された丸太はチップ加工會社であるビジャチップ?ブンアン社が買い取り、植林をした學校は代金を受け取ることができます。また、この植林システムが學校の外にも広がれば、地域社會に持続的な経済活動を生み出すことが可能となります。
アカシアは、土中に栄養分となる窒素を固定して地力を回復させる効果があります。土壌改良のほかにも、アカシアを植えることで熱風の発生が防がれたり、一時は姿を消していた動植物が戻ってきたり、また地下水が豊かに保たれるなど、環境改善へのさまざまな効果が確認されています。
世界でアメリカ、中國に次ぐ紙生産國である日本では、その原料となる木材チップの多くを輸入に頼っています。雙日は、森林を守りつつ、重要な資源である木材チップを安定的に調達するために、地域社會に根付き経済価値を創出する新しい仕組みの植林事業の拡大に努めてまいります。
【緑を育み、地域社會の発展に寄與する雙日獨自の植林プログラム】
【學校周辺の植林予定地】
以上