三菱商事と日商巖井の金屬分野での統合検討開始について
2001年1月25日
三菱商事株式會社と日商巖井株式會社は、金屬分野全般で、両社間の事業を対等な立場で統合することを目指します。両社間での事前検討の結果、鉄鋼製品分野において、ユーザー、メーカー等の対面業界に対し、より機能の高い流通部門として成長戦略が描けることで意見が一致し、まず鉄鋼製品分野から統合に向けた本格的な検討を開始します。
統合に至るスキームについては、本年4月以降施行される會社分割方式を含め、他の方式も比較検討しながら、數ケ月以內に最適スキームを決定します。本年10月の具體化を目指したいと考えております。
統合にあたっては、両社がこれまで培ってきた國內外のネットワーク?ビジネスモデルなど、総合商社としてのノウハウを活用して付加価値を創造し、新會社との機能分擔により、連結ベースでの企業価値極大化を図ります。そのため、両本社に機能開発?複合機能などを擔當する組織の設置を予定し、連結経営に対応した本社機能の構築を図ります。
統合會社の規模に関しては、今後の詳細な検討により検証を行いますが、鉄鋼製品分野に限っては、連結ベースで連結売上高2兆2,000億円、総利益1,000億円、総資産1兆円、社員1,100名程度の規模となる見込みです。統合新會社においては、機能の向上及び効率化の追求により競爭力を強化して、営業収益力の拡大を目指します。
以上